ご質問の中で、事業構築に悩まれている方が多い印象です。
今日は、僕が事業をつくる時に大事にしている、オーディエンスファーストという考え方について。
資料室( https://tokinoheya.com/reference/materials/30/ )にも詳しい資料がありますが、少し難しく感じる方もいると思います。
よりイメージしやすいように、自身の事業に活かせるように、わかりやすくまとめてみました。
とても大事な考え方というか、ひとつの答えだと思っています。
オーディエンスファーストモデルを難しく捉えている方にこそ、ぜひ読んでいただきたいと思います。
オーディエンスファーストモデルとは
平たく言うと、失敗しない事業のつくり方。です。
どんな方法かと言うと、事業、商品、サービスをつくる前に、お客様を先に集めよう。
お客様、販売先(=オーディエンス)を先に確保してから事業を組み立てよう。
というモデル。
お客様から求められているものをつくり、需要に対して置きにいく手堅い方法で、受発注のようなイメージですね。
作る前から売れることがわかっているので、事業における多くのリスクを避けることができ、通常の商品をつくってから集客する事業構築に比べ、初速を大幅に上げることができます。
オーディエンスファーストな状態をつくるには
オーディエンスファーストは様々なケースで役立つ思考です。
何かを始める前には必ず、どうしたら見込み客を先に集められるか?を考えて構築することで、物事の確度を何倍にも引き上げることができます。
どうすれば商品より先にお客様を集められるのかというと。
- ひとつのことを一定の結果を出せるまで学ぶ
- 学んだことをブログ、SNSで発信する
- 実績をつくる
- 実績をブログ、SNSで発信する
- 質問を受け、回答できる窓口をつくる
- 質問(=ユーザーの悩み)をセグメントする
- 一番多い悩みの発信を強化する
- ユーザーとの接点を保ちながら信頼をストックしていく
これだけです。
あとは、1~8をグルグル回していけば自然とお客様で溢れていきます。
「こんな成果が出てこんな成長ができました!」
「ポイントは〇〇でした!」
と、実績を発信する事で、見てくれた人が「話を聞きたい」と目の前に現れ相談してくれます。
なので、とにかく実績を伝える事に時間をかけるようにしてみてください。
ゆくゆく商品化する時にも、実績がなによりのセールスとなり説得力をもちます。
実績を発信し、質問をもらい、伝えるルートを開拓してユーザーと接点をもちながら商品開発に入ります。
この順番で事業を構築することで、「作ったけど顧客がいない」という状態を回避することができます。
事業をつくるタイミング
オーディエンスファーストの状態はつくれました。
次は、いつどのように事業に転換していけばよいか。
これには、明確なタイミングがあります。
- 集客のアドバイスをしてほしい
- 単価を上げる方法が知りたい
- 求人方法を知りたい
- 離職しない社員教育を知りたい
僕の場合はこのような相談や質問をいただきますが、どんな事でも良いです。
相談をいただく中で、同じ相談が続くようになります。
その時が、事業をつくる、商品開発を検討するタイミングです。
多くの方から同じ相談をもらうようになったら、市場にいる同業者の分析をしてみてください。
市場を分析して、自身のもつ過去の経歴とスキルで通用する、差別化できると仮説が立てば実際にプロダクトを考えていきます。
同じ相談が続く=あなたに求められている事
自分に求められているものをつくる。
この考え方がとても大事です。
考えてみれば当然ですが、事業構築で失敗する方は求められていないものをつくってしまうんですよね。
誰も欲しがらないものをつくってしまうので、売れない。当たり前ですね。
- 自分勝手なものになってないか?
- 自分がつくりたいものになってないか?
- 盲目的になってないか、客観的になれてるか?
ありがちなので気を付けてください。
大事なことなのでもう一度。
求められているものをつくる。
- 〇〇の相談に乗ってほしい
- コンサルしてほしい
- 〇〇のアドバイスをしてほしい
- どんなサービスがありますか
- あなたから商品を購入させてほしい
という事を定期的に問合せてもらえるようにしてください。
そこから生まれる事業こそ、あなたがつくるべき事業です。
あとはどんなカタチで解決をするか?だけです。
解決するための商品(サービス)と値段の提示だけで、受け取ってくれる人が増えていきます。
スタートからお客様がたくさんいる。
それがオーディエンスファーストモデルの事業構築です。
オーディエンスファーストで負けない事業をつくる
小さな実績でも、とにかく発信をしないと知ってもらえません。
オーディエンスファーストの始まりは発信です。
質問や相談をもらえるようになったら、相談される事に対してしっかり解決策を提示してください。
信用を高め、あらかじめ「こんな商品あったら手にしてくれる?」と言質を取ります。
そんな人が20人30人と増えたら、小さく始めてプロダクトのα版β版を開発、作り込みをしていきます。
テスト環境でバグ取りをして、満を持して製品版をリリース。
想定できるリスクはリリース前に潰し、既に顧客がいる状態なので、大きくコケることはほぼありません。
ビジネスにおいて、大きく勝つことより負けないことのほうがよっぽど重要だと思ってます。
負けない、失敗しない、うまくいかなくても微益ないし微損で終われる。
オーディエンスファーストモデルは事業構築の奥義なので、ぜひ皆さんにも身につけていただきたいスキルです。
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