実際にコンテンツ制作をやったことがある人ならわかりますが、これ1つ1つの媒体向けにコンテンツを作っていたら、まぁまぁ大変です。
それこそコンテンツ作りだけで1日終わり、他の仕事に一切手が回らなくなりのがオチですね。
僕の本業は事業経営ですので、コンテンツ作りに1日費やすとか現実的に難しいです。
にもかかわらず、どうしてこんなにたくさんの媒体で情報を発信できるのか。
それは、1つのコンテンツを編集して上手に使い回しているからです。
どうやってコンテンツを編集しているのか
コンテンツを編集する、といっても初めての人はピンとこないと思いますので、実例を紹介しながらご説明しますね。
例えば、僕が主催している勉強グループ「北原の精神と時の部屋」。
僕が外部に発信しているコンテンツは、すべてこのグループでのやりとりを編集してつくっています。
*北原の精神と時の部屋の詳細はこちら
→ https://03auto.biz/clk/archives/zztiek.html?s=[[sno]]&u=[[uid]]&g=37
コンテンツの制作フローは下記の通り。
- 北原の精神と時の部屋に視座構築のためのコンテンツを入れる
- 秘書がPDFやエクセルなどにまとめていく
- ツイッター、フェイスブック、メルマガ、などに適した形に分類していく
- 構成を整え発信していく
という感じの4ステップであらゆるコンテンツが自動的に発信されるよう仕組み化しています。
今あなたがお読みのこのメルマガも、このフローで編集されています。
僕自身はブログやメルマガは更新しません。
グループやツイッターに投稿したものを編集して更新しています。
カルピスの原液をどこに出していくか?
コンテンツ制作は、カルピスの原液を1カ所に流して、そこから薄めていく作業だと僕は思っています。
カルピスって原液を水やジュースで薄めるじゃないですか?
その原液をどこで製造してどこに出していくのか?という考え方ですね。
ちなみに僕にとって、原液を流し込む場所は、北原の精神と時の部屋です。
ちょっと前までは、「北原メシ」という無料グループに出していたのですが、
- 無料で出しても成長しない人がほとんど
- 無料情報→交流会→FC を描いていたがコロナで集める空気じゃなくなった
- 「クレクレ君(=※相手の時間とお金を一切考えずに ください と言ってくる人)」が大量に増えた
といった事情もあって、今は熱量を落としています。
また北原メシをやることによって成長することはできましたし、
5000人もの人を集められるということがわかったんですが、
今の段階では、北原メシに原液を投下するのは構造的に難しいかなと。
一方で、北原の精神と時の部屋は違います。
あの空間では、将来僕が投資できるようになる事業を、メンバーとともにつくりあげる必要があります。
未来のビジネスパートナーと円滑に意思疎通できるようになるためにも、ビジネス構築の基本ロジック、共通言語を彼らにインストールしなければならない。
その手段として、質問、壁打ち、相談、交流会での思想に触れる、ということが必要になってきますね。
再現性が高い投資案件レベルの事業をつくるのって、本当にエネルギーがいるので、僕もここのグループにエネルギーを入れる必要がある。
ゆえに、編集されていない僕の生の思考、つまりカルピスの原液を個々に投下するのです。
結果として、このグループにすべてのリソースを投下することで、濃いカルピスが無限に生産されて、編集者の手によって枝葉の媒体へと波及していくわけです。
編集者や広報、マーケッターが会社には必要
これはサブタイトルの通りの意味です。
こうした編集作業を、現場で動いているスタッフにやらせるのはNGです。
離職の原因になるからですね。
情報発信を自分でできるようになったら離職する可能性が高くなります。
また、やりたくないことをやらせている可能性もあがるので、それの離職も上がりますね。
ブログなど「更新したい」という社員まずいないですから 笑
だから、現場のスタッフにこうした作業はさせません。
そうではなく、コンテンツ編集に特化した裏方の人材。
具体的には、編集者や広報、マーケッターが会社には必要で、こうした作業は彼らに任せていきます。
編集者、広報がトップが発信するメッセージをテキストに変えたり、各媒体に落とし込んでいく。
そして、そういった媒体をどう組み合わせて、どこにリソースをかけるか?をマーケッターが設計していきます。
全部やろうと思っても「無理」が生じてくるので。
捨てるところは捨てる、拾うところは拾う、を数字で判断しながら構築していくと、無駄のないサプライチェーンが構築できます。
情報発信というのは、引き際を見誤ると無限にリソースを食われます。
カルピスの原液をどこに投下するか決め、費用対効果を考えつつ、滑らかにコンテンツが編集されていく仕組みを構築していきましょう。